交通まちづくりフォーラムKOBE第4回「環境にやさしい交通を支える仕組み?パートナーシップで創る神戸の交通の未来」(神戸市EST推進協議会主催)

能村聡氏(NPO法人環境エネルギー政策研究所・神戸まちづくり研究所)からの主旨説明、植田和弘氏(京都大学大学院経済学研究科教授)からの基調講演、上岡直見氏(環境自治体会議環境政策研究所)、相川康子氏(神戸新聞論説委員)、横江友則氏(スルッとKANSAI協議会)が参加したパネルディスカッションがありました。はじめに、能村氏から、「エコモーション」へバランスを変えていくためにまちづくりの向かうべき方向を探りたいとの主旨説明があり、つづいて、植田氏から基調講演、パネルディスカッションがありました。基調講演およびパネルディスカッションの中で、印象に残った点を列記します。(kmy)
●1990年のヒューマンディベロップメントレポートでは、人間の発展指標は経済ではなく、健康にあると示された。
●中国の発展とともに地球上にもうひとつの車社会が誕生しつつあるように、地球温暖化防止は、対策的に解消するようなレベルの問題ではない。
●都市の基盤は、エネルギーと交通であり、当面は変化しないという「社会的共通資本」の考え方を共有する必要がある。
●「交通」は派生需要であり、目的ではない。したがって、交通問題を論じるには、需要の発生源にまで踏み込んだ議論が必要。そのためには、行政が政策統合(integration)のもと、交通計画を立案することが必要。
●1978年、フライブルグでは、京都市が市電を廃止した年に既に自動車排除の取り組みをはじめていた。
●フライブルグの取り組みは、環境政策+交通政策+高齢社会政策である。
●都市再生は、ビルが建つことではなく、にぎわいが戻ること。すなわち、人の滞留時間が伸びること。
●社会的共通資本は、自然発生的にはでき得ない。社会的基準にもとづき、社会的管理のもと創られる。
●公共交通は、教育等と同様に社会的資本であり、社会的便益がある。都市再生と公共交通経営改善は、ある意味では目的ではなく、結果である。
●自動車の社会的費用は140円/?と試算されるが、現在は40円/?と設定されている点が問題。
●スルッとKANSAIの使命は、運賃を下げずに利用者を増やすこと。
●スルッとKANSAIでは公共交通を百貨店のエレベーターに見立てて、サービスを立案。
●Pitapaは、移動手段から移動目的にまでサービス対象を広げたことに意味がある。
●KOBE Pitapaでは、商店街との連携等、コミュニティサービスにまで対象を拡大。
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