「既存京町家の防火改修設計・施工マニュアル」報告会

既存京町家を現在の法律・技術で残していくために市の助成を受けて調査研究された結果の報告会に参加しました。主催は、伝統木造住宅の耐火・耐震手法に取り組んでいる「関西木造住文化研究会」でした。
報告内容は、伝統木造住宅が現法律では木造土壁、化粧軒裏を用いた2階建て建築物を新築する場合は可能であるが、3階建てや公共施設、特殊建築物には対応しておらず、それをクリアするには、準耐火建築物(イ準耐:主要構造部を準耐火構造とする)にすることが求められるということで、それぞれの主要構造部を準耐火構造にするための実験開発結果でした。
準耐火構造(イ準耐)で木造を建てるにはいくつかの工法がありますが、伝統的な木造建築で建築する場合は意匠(デザイン)の要素を考慮しなければならなく、なかなか実現しにくいのか現状です。既存の工法を用いて法律がクリアできれば、既存木造住宅の防火に関する改修や、新築木造建築物の景観に配慮した建て替えなどに有効です。また、京町家だけではなく他地域においてもデザインを重視しながら防火性能を確保した木造建築物にも取り入れていければと思います。
(※大阪市では平成16年4月より、住宅地域等の一部に、準耐火構造または耐火構造にすれば建ぺい率を60から80%に変更できるようになりました。そういう経緯もあり今回の報告が今は実験段階ではありますが、今後有効になるのではと思われます)(kyy)
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